スペースが限られている洗面室。
ご家族それぞれで使うものが違ったり、人数が多ければ多いほど物が多くなりがちです。
収納を増やすという選択も一つですが、
まずはお手持ちの物を見直してみませんか?場合によっては既存の収納棚などで収まってしまうこともあります。

片付けのポイント

1.少しずつ取りかかる

片付けたい!と闇雲に手を付けると余計散らかってしまい、やる気が削がれてしまいます。
棚一段、やカウンターに出ているもの、など少しずつ手を付けていきましょう。

2.“今使っている物”を残し、使っていないものは処分する

買ったけど使っていないもの/買ったことを忘れていたもの/
1回使って気に入らなかったもの/古い物などは処分しましょう 。
※使い切ってから処分する場合は、しまい込まず、使う場所に置いて
 すぐに消費しましょう。
※家族の物は必ず家族に確認しましょう 。

化粧品の試供品やサンプルは、もらったらすぐ使う・ため込まないが鉄則です。
いつもらったか分からないものは使用期限が過ぎている場合があります。

3.洗面室に置いておく必要があるか見直す

使用頻度が低い物と高いものが混在していませんか?
また、他の場所で保管したほうがいい物がないか確認しましょう。

使用頻度が低くかさばるものは、洗面室で使うものであっても別の場所で保管してもいいかもしれません。

片付けをして必要なものだけになったら・・

“今は洗面室にないけど、洗面室に合ったほうが便利なもの”を考えます。

例)
化粧品やアクセサリー
パジャマ
下着類 など

★“使う場所に収納”が基本

洗面室を使うタイミングや身支度をする時のご自身・ご家族の動きを思い描きながら配置を考えます。

※好みやご家族構成・家の間取りなどご家庭により違いが出るので、
 正解はありません。

とはいえ・・理想と現実は違う・・

片付けてものを減らしてみたけど、どうしても収まらない・片付かない・・など、理想通りいかない場合もあるはず。

簡単にできる解消策は?

つっぱり棒を使って棚を作ったり、
市販の収納ボックスや棚を設置する。

※注意点

・収納用品も“もの”の1つ。
お住まいの中に使っていない収納用品がないか確認した上でご購入を検討されることをおすすめします。
・つっぱり棒で作った棚に収納できるものは軽いものに限定されます。

(参考)ご自宅の洗面化粧台はどっち?

洗面化粧台自体の収納量が少ない?と思っている方、
ご自宅の物と見比べてみてください。

【観音開き式】


・背が高い洗剤やバケツなどが収納できる
・デッドスペースが生まれやすい

【引き出し式】


・奥の方まで無駄なく使える
・配管が収納部分を極力侵さないように設計されているものも有
・引く時に重い、と感じる場合あり

【1面鏡(オープン収納付)】


・物がすぐとれてしまえる
・ほこりが溜まりやすい

【3面鏡】


・鏡の裏全体に収納がある
・物をとるのに扉を開ける、というアクションが必要

それぞれに良さがありますが
“収納量”という観点からいうと「引き出し式」「3面鏡」のほうが優れています。

収納を考えることは
将来の生活を考えること

一般的に、洗面化粧台の水栓など水廻りの設備は、15年~20年で不具合が出て修理や交換が必要となり、水栓だけでなく洗面化粧台本体の交換をご検討される方もいらっしゃいます。
洗面化粧台の交換をするのは、不具合解消はもちろん、収納力アップが見込める場合もあります。
ただ、洗面化粧台交換はリフォーム工事を伴いますので、将来の住まい方まで想いを馳せる必要があります。
既存の物を愛用し続けるのか・新しくするのか、いつ新しくするのか・・など、収納を考えることは同時に将来の生活を考えることになります。

・今の洗面化粧台、気に入っているからずっと使いたいなあ

・今洗面室に置いてあるものを他の部屋に移動させて洗面室に物を置かないようにしよう

・子供の教育費がかからなくなったら、洗面台を新しくしようかな

いろいろなご選択がありますが、
将来の生活を考えながら“今”使いやすくなる方法をご検討されてはいかがでしょうか。

まとめ

まずは今必要なものを手元に残すため、整理をすること。
その上で収納が足りない場合は収納を増やすことも選択肢の一つです。
「片付け」において「収納場所を増やす」ことは最善策とは限りませんが、
洗面室はスペースが限られているため、洗面化粧台交換をすること=収納量アップとなる場合もあります。

収納についてお悩みのことがございましたらお気軽にお問合せください。