夏場は雑草があちこちに生え伐採が大変。新築時、植えた植栽がすぐに伸びてしまった。そんなお悩みの方にオススメの植栽をご紹介します。


生長のゆっくりな樹木

庭に植物を植える際、考えたい注意点は「生長のスピード」

公園や街路樹などは、夏の日差しや騒音を緩和させる役割として、生長の早い樹木が多く植えられています。一方、通常の住宅に生長が早い樹木を植えると、定期的なメンテナンスが必要となり、日頃の剪定が大変になってしまいます。

そこで、ここでは生長がゆっくりな、オススメの樹木をご紹介致します。

《アオダモ》

すらっとし立ち姿や、細かく枝分かれし、透け感のある葉が人気です。晩春に綿毛の様な白い花を咲かせます。(高木・落葉樹)

《ソヨゴ》

細長い葉が風に揺れ、音を奏でる様子から名付けられた樹木です。6月頃に白い花を咲かせ、10月頃に赤い実を付けます。(高木・常緑樹)

《ハイノキ》

枝や葉が細く、繊細な雰囲気を感じられる樹木です。4月頃に甘い香りのする花を咲かせます。(高木・常緑樹)

雑草対策・お庭がワンランクアップする植栽

植栽に手間を掛けたくない、雑草対策をしたい、お庭づくりをワンランクアップさせたい、、、そんな方にオススメなのが「宿根草(しゅっこんそう)」という植栽です。宿根草とは、多年草の一種であり、生育に適さない時期には枯れ、その時期を過ぎると再び発芽し生長する植栽です。

特に樹木の根元が空いてしまい、そこから雑草が生えてしまうといった場合。隙間を埋めるように宿根草を植えると、雑草が生えにくく、植栽全体のボリュームもアップするといったメリットがあります。

ここでは、オススメの宿根草をご紹介致します。

《富貴草(フッキソウ)》

一年中緑に茂り、春には小さな白い花を咲かせます。

《初雪カズラ(ハツユキカズラ)》

新葉にピンクと白の斑模様が入り、生長と共に葉は緑色へと変化します。秋には紅葉する為、一年を通して風合いを楽しめます。

《ティアレラ》

日陰でも花を咲かせ、葉はカラーリーフとしてもよく見かけるヒューケラに似ています。

《ギボウシ》

葉が特徴的であり、非常に品種も多い植栽です。梅雨時期に花を咲かせますが、一日花であります。

《アスチルベ》

梅雨時期に円錐型の花茎を伸ばし、小さな花を沢山咲かせます。

事例紹介

Before:リビングからお隣の勝手口が丸見え!目線対策をしながら、植栽も枯れてしまったので一新したい。

リビングから勝手口が見える状態。
植栽が生い茂っています。
植えていたモミジが枯れてしまった。

After:新しく植える樹木は生長がゆっくりなものを選択。雑草対策として、樹木の根元に宿根草を採用しました。

全景
ホワイトの枕木を設置。
リビングに居ても視線は気にならなくなり、お庭のアクセントにもなりました。

アオダモやハイノキを植え、
根元には宿根草を植えました。
 

宿根草全景(生長後)
宿根草全景(生長後)
宿根草全景(生長後)

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