家事動線を変更して広々LDKを実現
千葉県市川市 T様
今回は、マンションをフルリフォームされたT様邸の事例をご紹介します。
既存の空間をより広く、快適に使えるように玄関や寝室、水廻りなどを一新し、特にLDKは「広く使いたい」というご要望だったため、家事動線から見直しました。
L字型で壁付きだったキッチンを、I型に変更。
今までとキッチンの向きを変えたことで、キッチンとダイニングテーブルを横並びに配置できるようになり、よりスムーズな動線を確保しています。また、LDKを縦長にすることで使い勝手良く広々とした空間になりました。
和室だった一角もフローリングに変更。間仕切りのドアは吊りタイプを採用し、部屋全体に一体感を持たせています。必要な時は閉めておけるので、来客時の対応や、独立した部屋として使用することもOKです。
洗面室などの水廻りも統一感ある仕様で、広く圧迫感のないデザインに仕上がっています。
建物種別 | マンション | 築年数 | 24年 |
---|---|---|---|
工事費用 | 約1,100万円 | リフォーム部位 | リビング・ダイニング キッチン 洗面所・トイレ バスルーム 寝室・子供部屋 和室 階段・玄関 |
■依頼主のご要望
・リビングとダイニングを広くしたい
・和室を洋室に変更し、趣味部屋として活用しつつも来客時にさっと隠せるようにしたい
・いずれ趣味部屋を寝室に変えることも考えて、将来を見据えた設計にしてほしい
・ファミリークローゼットを作り、玄関には自転車や一輪車を置けるようにしたい
・洗面室はなるべく広く取り、開放感ある空間に
・無駄なスペースを少なくし、ドアはなるべく引き戸にしたい
■ミサワリフォームの提案ポイント
・キッチンの向きを変更し、ダイニングとキッチンの間仕切りを取り払うことで、ダイニングテーブルを横付け可能な家事効率の良い動線に
・間仕切りのドアだまりの位置を変更して壁の一部に見えるようなつくりに
・元和室の間仕切りドアを吊り戸に変更し、リビングと一体感のある空間に
・子供部屋と元和室の間にある収納を両部屋からアクセス可能にし、動線と風通しを向上
・造作風のオープンな洗面化粧台を採用し、圧迫感を軽減
壁付きのL字だったキッチンをI型に。
キッチンからダイニングに続く縦長の空間は、配膳効率もよく家事効率もアップしました!
廊下に面した建具の高さを天井まで伸ばすことで、空間全体をすっきりとした印象に変わりました。
元和室との間仕切りは上吊り戸に変更し、ドアだまりの位置も壁側にまとめてスッキリと。
下に引戸のレールが無い為、より広く見えて空間を使えるようになりました。
元々、子供部屋と元和室の間にはウォークインクローゼットと押入れがありましたが、今回のリフォームで両側から出入りできるウォークスルー収納に。
2部屋の部屋をつなげる収納とすることで利便性が向上し、住まい全体の風通しが良くなりました。
まるで造作家具のような雰囲気を持つ洗面化粧台には、アイカ工業の「スマートサニタリーU」を採用しました。
洗面ボウルを片側に寄せることで、手洗いスペースとカウンターを分け、2人同時に使える実用的なデザインに。
さらに、足元をオープンにすることで圧迫感を軽減し、洗面空間にゆとりと開放感を生み出しました。