毎日の疲れを癒してくれるお風呂。お風呂にカビがはえやすくなった、寒い、滑りやすい など、リフォームのきっかけは様々ですが、少しでも安くしたいと思うのは、共通ではないでしょうか。ここでは、実際の工事の内容と費用の関係やお風呂リフォームで使える補助金を解説します。
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目次
浴室(お風呂)リフォームの費用相場
浴室のリフォームの一般的な相場は60~150万円です。リフォーム前の浴室の状況や工事内容によっておおよそ下表のようになります。
工事の内容 | 費用 | 工期の目安 |
一部の設置・交換 | ~50万円 | 数時間~1日間 |
ユニットバスからユニットバスに交換 | 60万~100万円 | 3~5日間 |
在来工法からユニットバスに交換 | 60万~150万円 | 1週間~10日間 |
在来工法の浴室から在来工法に交換 | 50万~200万円 | 1週間~10日間 |
浴室の拡張など | 200万円~ | 1週間~1か月 |
※在来工法とは、昔ながらの工法で、壁や床表面をモルタルやタイルなどで仕上げた浴室
浴室(お風呂)リフォームの補助金とは
浴室リフォームの補助金対象となるものは下記にあげるものが対象となります。
- 在来式のタイル張りの浴室をユニットバスにする
- ユニットバスを新しいものに入れ替える
- 浴室内に手すりを設置する
- 浴室の入り口の段差をなくす
- 滑りにくい床材にする
- 入口ドアを開きドアから引戸にする(入り口を広げる)
- 窓を断熱性の高いものに変える、内窓を付ける
- 浴槽を高断熱のものにする
- 水栓を節湯水栓にする
- 浴室換気乾燥暖房機を付ける
- 給湯器をエコジョーズやエコキュートを採用する
- 給湯に太陽熱利用システムを利用する
国の補助金制度について
国の補助金で浴室のリフォームに使用できる制度は、「こどもエコすまい支援事業」です。2023年に新設され、2023年12年末までに申請できます(ただし、予算が無くなり次第終了)。
なお、2023年度も長期優良住宅リフォーム推進事業があり、浴室も対象となっていましたが、予算額に達したため、2023年5月18日に締め切っています。
詳しくは、国土交通省のサイトをご覧ください。
「こどもエコすまい支援事業」とは?
この補助金制度の名称には「こども」とついておりますが、リフォームに関しては、年齢、家族構成問わず、すべての世帯の方が対象となっており、大変使いやすい制度です。また、最低5万円以上という要件がありますが、満たすことができれば浴室のみのリフォームにも使用できます。新築する場合や、新築住宅を購入する場合は、子育て世帯・若者夫婦世帯しか使えません。
◆補助金交付申請期間
令和5年3月下旬~令和5年12月31日
◆条件
- リフォーム工事着工が、令和4(2022)年11月8日以降であること
- リフォーム工事の完了が、工事請負契約後かつ令和5年12月31日までであること(工事完了後の申請しか認めないため)
- 住宅の所有者が発注者であること
- 申請する補助額の合計が5万円以上であること
◆対象となる工事
工事は、下表の「必須工事(いずれか)」を工事する必要があります。「任意」工事は、行っても行わなくても構いません。
◆補助金の上限額
※子育て世帯:申請時点において、18歳未満の子(年齢は令和 4 年4月1日時点。すなわち平成16(2004)年4月2日以降出生)を有する世帯。
※若者夫婦世帯:、申請時点において夫婦であり、いずれかが39歳以下(年齢は令和 4 年4月1日時点。すなわち昭和57(1982)年4月2日以降出生)の世帯。
◆申請時の注意
①申請はリフォーム業者が行う
・申請は施主が行うのではなく、リフォーム業者が行う必要があります。また、その工事業者は登録が必要です。
②申請はリフォーム工事完了後
一般的な補助金は、リフォーム前に申請しますが、この補助金は、リフォーム工事が完了して、引渡しが終了してからの申請となります。申請期限までに工事が完了しなければならないため、余裕を持ったリフォーム計画を立てることが必要です。また、予算が無くなり次第終了ということも注意が必要です。国土交通省のホームページで予算に対する補助金申請額の割合の推移が公開されていますので、確認することをお勧めします。
【重要なお知らせ】
こどもエコすまい支援事業は、補助金申請額が予算上限に達したため2023年9月28日をもって終了しました。
こどもエコすまい支援事業の後継事業として、2024年からは子育てエコホーム支援事業が始まっています。
ミサワリフォーム関東では子育てエコホーム支援事業に関するご相談も承っておりますので、お風呂リフォームで「子育てエコホーム支援事業」を活用したい場合はぜひお気軽にご相談ください。
浴室(お風呂)リフォームに関する補助金額
浴室リフォームにおいて、申請できる必須工事と任意工事は下表のとおりです。
介護保険
介護保険は国の制度ですが、窓口は自治体になります。
生活環境を整えるための住宅改修に対し、工事費20万円を上限として費用の7〜9割が住宅改修費として支給されます(費用が20万円かかった場合、自己負担1割の場合2万円、2割の場合4万円、3割の場合6万円が自己負担額です)。原則利用者1人につき、1回までですが、工事費が20万円の範囲であれば複数回の工事が可能です。
支給を受けるには、原則工事前に、必要な申請手続きを行うことが必要となります。
また、ケアマネージャーが、改修工事が必要な理由書などを記載します。まずはケアマネージャーに相談するのがよいと考えられます。
◆条件
- 手すりの取付
- 段差解消
- 滑り防止のための床材の変更等
- 引き戸等への扉の付け替え(出入口幅の拡張)
- 対象の工事に付随する改修工事
◆手続きの流れ
①ケアマネージャーに相談
②浴室リフォーム事業者と打合せ
③浴室リフォーム計画を作成する
④浴室リフォームの支給申請書類を市区町村に提出
⑤役所で審査
⑥浴室リフォーム工事の実施
⑦浴室リフォーム内容の確認、支給
地方自治体の補助金
地方自治体の補助金は、各県・各市町村で補助金制度を設けております。ここでは、埼玉県・千葉県・茨城県の補助金を紹介いたします。
埼玉県
埼玉県のホームページで、県内市町村のリフォーム助成制度をまとめてあります。
住宅リフォームに関する助成等について(埼玉県のホームページ内)
千葉県
千葉県のホームページで、各市町村が行う支援制度についをまとめてあります。
市町村が行う住宅に係る各種支援制度について(千葉県のホームページ内)
茨城県
茨城県のホームページで、各市町村が行う助成制度についをまとめてあります。(R4ですのでご注意ください)
地方公共団体(市町村)の住宅関連助成制度(R4年度)について(茨城県のホームページ内)
いかがでしたでしょうか。 気になるところがありましたら、お気軽にご相談ください。
ミサワリフォーム関東では、これまでお客様のニーズと予算に合ったお風呂リフォームを数多く手がけて参りました。
現在お風呂のリフォームや補助金について何かお困りごとがあれば、お気軽にミサワリフォーム関東にご相談ください。
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