日頃の疲れを癒してくれるお風呂。しかし、床や浴槽などお掃除が大変な場所としても挙げられる空間です。ここではおすすめの機能から事例まで、様々な浴室リフォームについて解説します。
≫ 浴室・洗面リフォームのすべてを知りたい方はこちらもご覧ください。
目次
まずは浴室(お風呂・ユニットバス)リフォームの目的を考えよう
お風呂のお困りごとや問題点は、家族構成や年齢、ライフスタイルによってそれぞれ異なります。
浴室のリフォームを考える際には、まずは目的をはっきりさせておくことが大切です。今のお使いのお風呂は何にお困りですか?掃除が大変、冬場の浴室が寒い・・ご家族で何に困っているのか、問題なのかをよく考えてみましょう。それからどのようなお風呂にしたいのか、何を解決したいのかなどの優先順位をつけておくとリフォーム検討の際の取捨選択をスムーズに進められます。
浴室(お風呂・ユニットバス)リフォームでできること
浴室リフォームは、在来工法とユニットバスとで、それぞれできることや特徴が異なります。まずは、浴室リフォームでは何ができるのかを理解した上で、リフォームの内容を検討していきましょう。
浴室全体をリフォーム:在来浴室からユニットバスへ
在来工法の浴室からユニットバスにリフォームすることで、保温性に優れ、お手入れがしやすくなります。
浴室全体をリフォーム:ユニットバスからユニットバスへ
古いタイプのユニットバスから新しいタイプのユニットバスに交換するリフォーム工事です。最新の設備に入れ替える為、いろいろな部分の機能性や快適性が向上できます。
浴室と洗面所セットでリフォーム
浴室リフォームの際に洗面所も同時にリフォームすると、気になるデザインや質感などの統一感を出しやすくなります。洗面所だけ古さが目立つような違和感も感じません。
≫≫洗面所・洗面化粧台リフォームのデザイン特集。選び方や事例まで洗面所リフォームを徹底解説!
在来工法とユニットバスの違い
・在来工法の浴室
在来工法の浴室は、古くから日本で行われている浴室の建築方法です。この工法は、防水加工を施し基礎や床・壁などを一から工事して作ります。
部分ごとに素材を自由に変えられる為、タイル張りの壁やヒノキの浴槽など、自分好みの浴室を作りたい方に向いている工法です。
・ユニットバスの浴室
ユニットバスは現在主流になっている工法です。工場であらかじめ製造された浴槽・壁・床・天井などのパーツを施工現場に搬入して、現場で組み立てて作ります。すでにパーツがそろっている為、在来工法ほどの自由度はありません。
浴室(お風呂・ユニットバス)リフォームの費用と工事期間
どのような浴室リフォームにするのか具体的に考え始めると「費用」や「工事期間」も気になります。
リフォームしたい内容と予算を出し、優先順位を決めた上で、どのような浴室リフォームをするのかを決めていくとよいでしょう。
浴室リフォームの工事期間と費用は工法によって異なります。当社でリフォームする際の工事期間と費用の目安は以下の通りです。
リフォームの種類 | 工事期間 | 費用 |
---|---|---|
在来工法→ユニットバスのリフォーム | 6日程度 | 65~150万円 |
ユニットバス→ユニットバスのリフォーム | 4~5日程度 | 50~150万円 |
浴室と洗面のセットでのリフォーム | 6~8日程度 | 100~200万円 |
浴室(お風呂・ユニットバス)リフォームのタイミングはいつ?
浴室リフォームのタイミングは15~20年を目安にするのがおすすめです。また、浴室が発信しているサインから、今どのような状況なのかが判断することができます。このサインをよく覚えておき、適切なタイミングで浴室リフォームの検討を開始していきましょう。
浴室リフォームは15~20年が目安です
まだ問題なく使えるし見た目も大丈夫だから、リフォームはまだ必要ないと思われるかもしれませんが、よく見てみると、つなぎ目のコーキング材にヒビが入っていたりしませんか?
表面は問題ないように見えていても、ひび割れから水が浸入し内部の腐食の原因になりかねません。木造住宅では構造体に使用されている木部の腐食やシロアリ被害につながったり、マンションでは下の階の部屋への水漏れにつながる可能性があります。
また、ユニットバスは機能面もデザイン面も進化し続けてきて、20年前のユニットバスと比較すると省エネ化やお手入れのしやすさ、快適さなど様々な面で改良されてきました。
経年劣化によるリスク回避と省エネ性や快適性を考慮すると、15~20年を目安にリフォームの検討をおすすめします。
浴室リフォームのサインはコレ!
浴室が15~20年経過していなくても、以下のサインに当てはまるようでしたら、家全体に大きなダメージを与えてしまう可能性もありますので、早めにリフォームを検討した方がよいでしょう。
浴室内のコーキングにひび割れがある
コーキングは浴室の壁や床、浴槽のつなぎ目を塞ぐ樹脂製の資材のことをいいます。コーキングにヒビが入っていると、水が入り込んで腐食や水漏れなどのトラブルが発生する恐れがあります。
浴室の天井や床のカビが落ちない
洗ってもなかなか落ちないカビや、洗ってもすぐに発生するカビは、壁の内部にまでカビが入り込んでいる可能性があります。
浴室内部や浴槽に傷やひび割れ、サビが出ている
浴室の壁、床、浴槽などに傷やひび割れがある場合も、そこから水が入り込み腐食の原因となります。
排水口の掃除をしても排水が流れにくい、排水溝から嫌な臭いがする
排水溝のつまりやニオイは長年使用していると発生します。排水溝の中は掃除が難しく、汚れやニオイを完全に除去させるのは非常に困難です。リフォーム時に排水管を見直すことも検討した方がよいでしょう 。
ライフスタイルの変化
家族が高齢になった、介護が必要になった、家族が増えたなどのライフスタイルの変化が生じた場合もリフォームのサインと言えるでしょう。
介護や老後に備えて、滑りやすい床、出入口や浴槽の段差からの転倒事故や、ヒートショックへの対策も考えていく必要があります。
浴室のお困りごと解決方法
毎日使う浴室は、水廻り設備の中でも気になるお悩みやお困りごとが多い箇所です。今回は、様々なお悩み・お困りごとをどのように解決できるのか、最新のユニットバスの機能についてご紹介します。
お風呂掃除が大変・・・
1日の疲れを癒してくれるお風呂時間の為に、キレイなお風呂を保つのってなかなか大変ですよね。自分ではこまめにお掃除をしているつもりでも、気が付くと汚れやゴミが溜まっていたり、カビが発生しているという方も多いのではないでしょうか?
少しでもお掃除を楽にするなら、こんな機能がおすすめです。
冬場の湯船が冷めるのが早い
寒い時期になるとお風呂のお湯がすぐに冷めてしまう、というお悩みを多くの方がお持ちです。また、家族の入浴時間がバラバラですと、追い炊きを頻繁にするため光熱費も増えてしまいがちです。
お湯が冷めにくい浴槽ってないの?という方には、浴槽に断熱機能が搭載されているタイプがおすすめです。
冬場のお風呂が寒くて辛い
冬の寒いお風呂は入ってしまえば暖かいのですが、最初は床や空気が冷たく、入浴をためらってしまうこともあるのではないでしょうか?さらに、この寒さによって、ヒートショックで命を落とす可能性もあります。
入浴時の寒さ対策に、このような機能がおすすめです。
お風呂の湿気でカビが発生する
お風呂のカビの最大の原因は湿気です。カビは吸い込むことにより健康への影響も気になりますので、カビ対策をしっかり行っていきたいですね。
カビを抑制するためには、十分な換気と、水や汚れを残さないことが重要になってきます。しかし、掃除や換気を十分に行っているつもりでも、カビが発生してしまうケースは多いのではないでしょうか?
カビ対策としては、床の水分が早く乾く床材や、カビを抑制する機能の付いた換気設備がおすすめです。
段差や滑りやすい床で怪我をしないか心配
お子様やご年配の方は、浴室のちょっとした段差や滑りやすい床で転倒する心配があります。転倒により、大怪我につながるというケースも考えらます。安心安全にお風呂時間を過ごすために、十分な対策を取っておくことも必要です。
安心して入浴する為に、このような機能を検討されてみてはいかがでしょうか。
浴室のサイズと機能を知ろう
ユニットバスへリフォームする際、決まった規格サイズが各メーカーに取り揃えられています。ユニットバスは、浴室スペースに浴槽などのサイズを合わせるのではなく、決まったサイズのユニットバスをはめ込んでいくイメージの工事になります。
ここでは基本的なサイズや、おすすめの機能について詳しくご紹介します。
浴室全体のサイズ
ユニットバスは一定の規格サイズで造られており、坪数とサイズ(4ケタの数字で表記)から選んでいくことになります。
この坪数とサイズは、以下のように意味合いが異なっているのです。
・坪数 :浴室の広さ(床面積)
※0.75坪サイズ、1坪サイズ、1.25坪サイズ、1.5坪サイズが一般的
・サイズ :浴室のユニットバスのサイズのことで、内径の「横幅×奥行」で表記される
例)1317 ⇒ 横幅1300mm×奥行1700mmの大きさのユニットバス
[参考]ユニットバスの一般的なサイズ例
坪数(浴室) | サイズ(ユニットバス) | ユニットバスの大きさ (内径寸法:横幅×奥行) |
---|---|---|
0.75坪 | 1216 | 1200mm×1600mm |
1317 | 1300mm×1700mm | |
1坪 | 1616 | 1600mm×1600mm |
1717 | 1650mm×1650mm | |
1.25坪 | 1618 | 1600mm×1800mm |
1620 | 1600mm×2000mm | |
1.5坪 | 1620 | 1600mm×2000mm |
1624 | 1600mm×2400mm |
尚、1216などのユニットバスのサイズ表記は、メーカー共通で使ってはいるものの、商品により合う浴室の広さは異なる為、注意が必要です。
ユニットバスがお住まいの浴室に入るかどうかについては、あらかじめ確認するようにしましょう。
浴槽のサイズと種類
ユニットバス全体のサイズの次は、その中の浴槽についてです。
ご家族がお風呂場をどのように使いたいのかにあわせて、浴槽の種類(形)とサイズを決めていくと良いでしょう。
浴槽の種類を大きく分けるとストレート浴槽とワイド浴槽があります。また、これ以外にもラウンド浴槽や段差(ステップ)の有無などメーカーごとに様々な形の浴槽があります。特徴をよく知った上で、自分たちの家族にはどの形状がいいのかを考えていきましょう。
・ストレート浴槽
浴槽の形としては最もスタンダードなタイプであるストレート浴槽は、基本的には深めに設計されており、お湯をたっぷり使って肩まで浸かるのに適しています。
・ワイド浴槽
肩まわりもゆったりとひろびろとしたワイド浴槽は、通常よりも広めに設計されているので、親子でもゆったりと入ることができます。ただし、浴槽が大きい反面、洗い場が少し狭くなってしまう場合がありますので注意が必要です。
・ラウンド浴槽
丸みを帯びたデザインのラウンド浴槽は、浴室に柔らかい印象を与えることができるのが特徴です。ゆったりと入ることができ、見た目も温かみのある雰囲気にしたい方におすすめのタイプです。
・段差(ステップ)
浴槽の内部形状には、底が平らなフラットタイプと、底に段差を設けているベンチタイプ(ステップ付き)があります。
ベンチタイプは、フラットタイプに比べ使用水量が少なく、水道光熱費を節約できます。また、ステップ部分は子供を座らせるのに適した高さなので、子供との入浴にも向いています。
浴室の機能
浴槽の保温機能
断熱構造の浴槽と風呂フタの「ダブル保温」によって、4時間たっても約2.5℃しか温度が低下しない驚くべき保温性能を持つものとして、TOTOの『魔法びん浴槽』やLIXILの『サーモバスS』などがあります。これによって、お湯のぬくもりをしっかりキープして、家族の誰もが快適にバスタイムを楽しむことができます。
床の快適機能
冷たさを感じにくく、汚れも落としやすい床材をいくつかご紹介いたします。
■ほっカラリ床(TOTO)
お掃除ラクラクほっカラリ床は、床の内側にクッション層を持っていて、畳のようなやわらかさで滑りにくい床材です。W断熱構造にもなっていて冬場の1歩目もヒヤッとしません。また、床表面に特殊処理を施した親水層が汚れを落としやすくしているので、浴室内のきれいを保ちます。
■キレイサーモフロア(LIXIL)
汚れの原因となる皮脂汚れ(油分)が落としやすい特殊な表面処理加工が施してある床材です。また、溝の奥までスポンジが届く形状であるため、床のお掃除もラクラクです。さらに断熱層の構造により、足裏から奪われる熱を最小限に抑えてくれます。
≫≫【入浴体験】快適な空間を体感!(LIXIL・スパージュ)
お風呂の掃除がラクラク。きれいな浴室を保てる機能
ここでは、お掃除がラクになったり、浴室を長くきれいに保つ機能をいくつかご紹介いたします。
■床ワイパー洗浄(きれい除菌水)(TOTO)
1日の終わりにボタンひとつで簡単キレイ機能です。まず、皮脂・角質汚れをワイパー洗浄し、さらに「きれい除菌水」で除菌仕上げをすることで、カビやピンク汚れの発生を抑えて、床まわりのきれいが長持ちします。
■おそうじ浴槽(TOTO)
入浴後はボタンひとつで浴槽内を自動洗浄できます。入浴直後に毎日使用することで、手洗いは2週間に1回程度にしてくれるので、お掃除の負担を大幅に軽減してくれます。
■パッとくるりんポイ排水口(LIXIL)
シャワーなどの排水時に渦を起こして、髪の毛やゴミをヘアキャッチャーの中央にパッとまとめます。ゴミ捨ての際には、まとまったゴミをポイッとするだけです。また、汚れも付きにくく、シンプル構造なのでお掃除も簡単なのが特徴です。
■スミピカフロア(Panasonic)
しっかりお掃除したつもりでも、目地にカビが生えやすかった浴室の隅。このスミピカフロアは床の端が立ち上がった構造で、床の隅に目地がないのでラクに拭けて、汚れが落としやすいのが特徴です。
■スリムスキットドア(Panasonic)
今までのドアは、パッキンや換気口の部分に汚れがつきやすい状態でしたが、「スリムスキットドア」ではパッキンをなくし、換気口を水のかかりにくい上に移動することで、汚れにくく、お掃除がラクラクな形状になりました。
また、デザイン性もスリム化して、スッキリとした上質感のある仕上げになっています。
≫≫【入浴体験】快適な空間を体感!(LIXIL・スパージュ)
お風呂のリラックス機能
■楽湯 RAKU-YU-(TOTO)
TOTOのユニットバス「シンラ」の機能である「楽湯RAKU-YU-」は、肩と腰を温かく包み込むたっぷりの水流と心地よい刺激で、浴槽に身をゆだねながら、全身を温めリラックスできます。肩楽湯は、幅広で大流量のお湯で肩まわりが温められ、腰楽湯は、適度な刺激のジェットバスで身も心もほどける気持ちよさを感じられます。
■アクアフィール 肩湯・肩ほぐし湯・腰ほぐし湯(LIXIL)
LIXILのユニットバス「スパージュ」の機能である「アクアフィール」は、お湯の流れをコントロールした吐水方法により肩湯と肩ほぐし湯と腰ほぐし湯で快適さ、心地よさを満喫していただけます。肩湯の厚さ4mmのお湯のベールで湯量は控えめですが、身体を包み込むような快適なお湯あたりで、長時間入浴したい場合におススメです。また、半身浴に肩湯を使用することで、全身浴よりリラックスできるのが特徴です。
■調光調色システム(TOTO)
6つのモードが変わるごとに点灯させる照明位置や色温度・明るさを変化させ、日の出から日没後のように1日の光を表現し、リフレッシュ・リラックスできる空間を演出してくれます。これによって、時間の変化や気分にあわせた入浴の楽しみが生まれ、ワンランク上のバスタイムを楽しめる機能になっています。
■アクアシアター、フルデジタルサウンドシステム(LIXIL)
アクアシアターでは、迫力の大画面をハイビジョンをヘッドレストにもたれて、ゆったりと湯船につかりながら、臨場感ある映像と天井から降り注ぐサウンドて快適なバスタイムを楽しめます。
また、フルデジタルサウンドシステムでは、お気に入りの曲や映像が詰まったBluetooth搭載のスマートフォンやミュージックプレーヤーとワイヤレスで接続できます。照明の調光機能とあわせれば、バスルームが、癒しのオーディオルームに早変わりです。
■酸素美泡湯(Panasonic)
酸素美泡湯は、酸素を含んだミクロの泡がお湯を白くやわらかにし、入浴剤を使わずに、ぬるめ約39℃のお湯でも身体をしっかりと温めてくれて、湯上り後も湯冷めしにくいことが実証された機能です。また、入浴後はモイスチャー効果でお肌のしっとり感が長続きし、お肌をキレイにしてくれます。
浴室のサイズを少しでも広くしたい方へおすすめの機能
■ ぴったりサイズシステムバス(タカラスタンダード)
浴室のリフォームを行う際、建物本来の浴室スペースとユニットバスの大きさが合わないケースが多くあります。その場合、ユニットバスの裏側に無駄なスペースができてしまい、本来の浴室スペースよりも浴室空間が狭くなってしまいます。
この「ピッタリサイズシステムバス」は、浴室スペースに合わせて、間口・奥行ともに2.5㎝刻みでサイズオーダーできるため、建物本来の浴室スペースを無駄なく使い、今よりも広い浴室を実現してくれます。
マンション用と戸建て用のユニットバス
ユニットバスはマンション用と戸建て用に分類されています。
戸建てはゆとりのあるスペースで設計されている一方、マンションは全てがコンパクトに設計されています。これにより天井の高さやユニットバスサイズなども多少異なってきている為、それぞれに最適なサイズの商品として分類されているのです。
分類はされているものの、機能面については同じ機能を備えています。
カタログなどをご覧になる際には、先ず「マンション用」なのか「戸建て用」なのかを確認しましょう。
浴室(お風呂・ユニットバス)リフォームで補助金はもらえる?
浴室のリフォーム工事には、国や自治体の補助金が使える場合があります。
条件を満たしているかどうかをチェックし、賢く活用しましょう。
浴室リフォーム対象の補助金『こどもエコすまい支援事業』
令和4年度の補正予算案に盛り込まれた新たな補助金事業としてスタートした『こどもエコすまい支援事業』は、エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による、高い省エネ性能(ZEHレベル)を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修(リフォーム)等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年カーボンニュートラルの実現を図ることを目的とした事業です。
新築で使う場合は、所有者や子供の年齢に条件がありますが、リフォームでは年齢の条件はありません。
ただし、こどもエコすまい支援事業者として登録された会社と契約することや、自分が住む家のリフォーム工事にしか使えないので注意しましょう。
また、浴室だけのリフォームは対象にならず、開口部や壁などの断熱改修やエコ住宅設備の設置など必須工事と組み合わせることがポイントです。
一例を挙げると、窓の断熱性を高める外窓交換をした上で、お湯が冷めにくい高断熱浴槽浴室乾燥機、節湯水栓、手すり設置、入口部分の段差解消や出入口幅拡張のリフォームを行った場合、107,000円の補助がおります。
それから、浴室と一緒に高効率給湯器に交換すると、さらに27,000円の補助がプラスでおりてきます。
【重要なお知らせ】
こどもエコすまい支援事業は、補助金申請額が予算上限に達したため2023年9月28日をもって終了しました。
浴室(お風呂・ユニットバス)リフォームの事例
浴室は、ご家族構成や生活スタイル、さらには浴室でどのように過ごしたいのかなど、家族それぞれ求めるものは異なります。
ここでは、浴室のリフォームではどのようなことが出来るのか、実際のリフォーム事例をご紹介します。
事例1:重厚感のある浴室リフォーム
石目調の壁を採用し、落ち着いた重厚感のある浴室を実現。さらに、自在に表情を変えられる照明や、肩湯やベンチカウンターも付けて最上級の安らぎの空間に。1.25坪タイプを採用し、2枚引戸の入り口にすることで広々入ることができます。
事例2:バリアフリーを考慮した浴室リフォーム
車椅子対応も考慮しながらバリアフリーを実現した浴室。浴室への入り口は引戸にして、車椅子でも中に入れる仕様です。洗面所やトイレのデザインを浴室と揃えることで、一体感のある空間に仕上がりました。
事例3:タイルとガラスを組合わせた、ラグジュアリーな浴室リフォーム
ガラス張りでラグジュアリーに仕上げた浴室。浴室には換気乾燥機、脱衣室には壁掛暖房機も備えています。シンプルでありながら、高級感がある空間に仕上がりました。
浴室(お風呂・ユニットバス)をリフォームする際の注意点
浴室のリフォームでは、事前に知っておきたい注意点がいくつかありますので、ご紹介いたします。
本当に必要な機能なのかをよく検討しよう!
浴室機能は年々進化しており、様々なオプション機能が登場しています。
便利で魅力的な機能は多くありますが、オプション機能を付けたけれど、結局はほとんど使わなかったという方も少なくないのではないでしょうか。
オプション機能を付けるほどコストもかかりますので、その機能を本当に使うのか?必要な機能なのか?よく検討してから導入を決めるようにしましょう。
リフォームの工事期間をチェックしよう!
浴室のリフォームの期間中は、当然お風呂に入れません。リフォームの工事にどれくらいの期間がかかるのかを事前にチェックしてください。
このお家でお風呂に入れない間は、近くにある銭湯行ったり、親戚やご実家でお風呂を借してもらうなど、事前に調整が必要となりますのでご注意ください。
選ぶ際には必ずショールームで実物を見学しよう!
浴室のリフォームを検討する際には、事前に必ずショールームに行って、実物を見て体感することが重要です。
ショールームでは、浴室の実物を見て触ることができるため、広さや質感など体感することができます。
例えば、浴室の広さがどれくらいなのか、お風呂の浴槽で足を伸ばせるのか、浴室の使い勝手はいいのか、お手入れ方法はどうするのかなどカタログだけではイメージしづらい部分を自分の体で体験しておくことで、リフォーム完了後にイメージと違ったという後悔をしなくて済みます。
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